初詣

住吉大社の初詣

住吉大社は大阪府大阪市住吉区にある神社です。

創祀年は明らかではありませんがその歴史は古く帝王編年記では神功皇后折衝11年(211年)としていて、住吉大社もこれをもって鎮祭(土地に関連した神様を鎮め祭る祭儀)としています。

祭神は第一本宮が底筒男命(そこつつのおのみこと)第二本宮が中筒男命(なかつつのおのみこと)第三本宮は表筒男命(うわつつのおのみこと)、第四本宮は神功皇后です。

底筒、中筒、表筒の3柱を合わせて住吉大神と総称しています。

住吉大社は古来より海上交通の守護神として信仰を集めています。また禊祓の神、和歌の神としても信仰されています。

目次

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すみよっさんと呼ばれる住吉神社

初詣正月参拝は「すみよっさん」と呼ばれる住吉神社でなければという大阪の人も多く、多くの人で賑わいます。

その人数は三が日で毎年二百万人以上といわれています。

開門時間は4月から9月までは午前6時、10月から3月までは午前6時30分ですが、毎月1日と初辰日は午前6時開門です。

閉門は外周門は午後4時、御垣内は午後5時です。大晦日は17時から22時まで一旦閉門され、22時に再度開門します。1月1日は大晦日から引き続き開門されていて閉門は22時。1月2日、3日は6時開門、21時閉門となります。

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住吉大社のアクセス

電車で南海鉄道南海本線「住吉大社駅」から東へ徒歩3分、南海高野線「住吉東駅」から西へ徒歩5分です。

路面電車の阪堺電気軌道では「住吉鳥居前駅」から徒歩すぐです。正月期間は住吉大社周辺で交通規制が実施されます。

12月31日午後11時から1月1日午後7時ころまで通行禁止となり、住吉大社有料駐車場も閉鎖されますので公共交通機関のみの参拝となります。

一番混雑するのは大晦日から元旦にかけてです。時間にすると12月31日の午後11時30分から1月1日の午前3時までとなります。

南海高野線は大晦日の終夜運転と年末年始臨時運転を実施します、また阪堺電気軌道も初詣旅客の利便を図るため正月臨時ダイヤ運行します。こうした臨時便が出ますが、それでも希望の電車に乗車できないことがあるほどの込み具合です。

毎年正月参拝される方はお判りでしょうが、参拝できるまで1時間から2時間並ぶこともあります。

初めて行かれる方は寒さ対策をしっかりとして相当気合を入れていかれることをお勧めします。

この時間帯の混雑回避というなまぬるいことは望むべくもありませんが、このピークがいったん落ち着く元旦の午前3時から7時までならば混雑を回避できます。三が日を超えるとすいてきますので無理をせずに参拝できます。

節季払い

江戸時代には節季払いでしたので、つけで買っていた様々なものの掛け取りがやってきます。

そのためお金がない人は12月31日は掛け取りとの攻防戦をしていましたが、除夜の鐘が鳴り終わるとその戦いも終わります。

1月1日には寝正月です。忙しく動くのは上司のところに年賀にまわる武士だけでした。

庶民は初日の出を拝み、その年の恵方にあたる恵方参りが行われていました。

正月に初詣として決まった神社に、昨年無事に過ごせたことの感謝とのお礼と今年無病息災を祈るために参拝するようになったのは関西では大正時代の末からです。

ですので、元旦から三が日に必ず参拝しなければならないということはありません。

今では松の内に参拝すればよいとされています。松の内は関東は1月7日、関西では1月15日とされています。

この違いは江戸時代に幕府から発布された「7日を以て飾り収めとす」という通達が関西には遠くて届かなかったため関西では15日のままだといわれていますが、これは関西の人々の江戸幕府に対するちょっとした反意だったのかもしれません。

寒い時期ですので、初詣の為に体調を崩すことのないよう十分な寒さ対策をしてお出かけされることをお勧めします。

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