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スクールウォーズのモデル~Mrラグビー平尾誠二と伏見工業

1984年に放送されたテレビドラマのスクールウォーズは、ラクビー部員にスポットライトを当てた作品です。

この作品の登場人物には複数の実在するモデルがあり、学校自体も実在の京都市立、伏見工業高校がモデルになっています。

作品の元になったのは、元日本代表のフランカーで同工業高校の監督を務めた山口良治さんです。

馬場信浩さんがノンフィクション作品を書き上げ、それがフィクションドラマ化されたのがこの作品というわけです。

実はドラマ化にあたり、あまりに実在の学校や生徒と異なる演出が多かったことから、モデルになった人達からは困惑の声が出ました。

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松村雄基さんが演じる大木大助

俳優の松村雄基さんが演じる部員の大木大助は、奈良県立奈良朱雀高校の監督、山本清悟さんがモデルとされます。

企画の段階で山木信吾という役名がつけられていたことからも、実在する山本清悟さんが元になったのはほぼ間違いないと考えられます。

宮田恭男さんが演じている森田光男は、山口良治さんの教え子の1人、小畑道弘さんがモデルです。

一時は放送差止めの要求が行われましたが、宮田恭男さんが演じた森田光男の熱血ぶりに山口良治さんらしさが見られ、関係者の好感により異論がなくなった経緯があります。

小畑道弘さんは小畑建設を設立した社長で、母校でもある伏見工業高校のグラウンド施工を担当した人物です。

高野浩和さん演じる奥寺浩は、フランスを代表する名選手の1人、フーローが元になっています。

企画段階から既にフーローだったので、最終的にイソップと名前が変わりましたが、キャラクターの骨格は当初から決まっていたといえるでしょう。

鈴木秀一さんの尾本輝正は、1977年に伏見工業高校を卒業した荒木邦彦さんがモデルで、中学時代には番長として名を馳せていました。

不良キャラクターではありますが、ラクビーを通して誇りや愛情を見せたりと、人間らしさを感じさせる点が魅力となっています。

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平尾誠二のモデル

四方堂亘さんが演じている平山誠は、小松中学出身で大木大助の1年後輩です。

城南工大高の曽根をライバルと捉え、闘志を燃やすラクビー部のエースでもあります。

独りよがりなキャラクターですが、練習やプレーに対し熱心で、スクールウォーズの作中においては主将を辞退する言動を見せました。

しかし、先輩や後輩の説得により、結局のところは主将を引き受けて部を引っ張ることになります。

個人的な嫉妬からキャプテンに相応しくない言動もありましたが、少しずつ主将の自覚を得て、部の代表と認められるに至ります。

女子生徒の間でファンクラブができたほどですから、それだけ作中での変化が大きく、魅力的なキャラクターの1人だといえます。

ちなみにモデルになったのは平尾誠二さんで、伏見工業高校を卒業した後に、同志社大学を経て神戸製鋼入りを果たし活躍した実績を持ちます。

榊原晃さんの栗原昭は、元々スポーツよりも勉強が得意な学生で、勉強バカになりたくないとの思いからラクビー部に入部しました。

学業と部活を両立する様子は見るからに大変ですが、実在するモデルの栗林彰さんは伏見工業高校を卒業して、千葉大学工学部卒業、建築エンジニアの道に進んでいます。

森勇治さんが演じる清川誠一は、貧しい家の子供でバイト生活をしているキャラクターです。

明るく振る舞うムードメーカーですが、その裏では家庭の事情もあって苦労しています。

モデルは、1998年から伏見工業ラクビー部で監督を務める高崎利明さんですが、共通点はポジションだけなので関係は薄いです。

相撲部から転部した経歴を持つ矢木純平は、俳優の近藤哲也さんが演じます。

名前の元になったのは、日本代表で解説者やコメンテーター、タレントとしても活躍する大八木淳史さんです。

他にも、岩崎良美さんが演じたラクビー部マネージャーの山崎加代や、コーチのマーク・ジョンソン、梅宮辰夫さんの下田大三郎にもモデルがいるとされます。

山崎加代は作中で事故死しますが、モデルとなった実在の人物にその事実はないです。
マーク・ジョンソンは静岡県立浜松工業高校でもヘッドコーチを務めた、スティーブ・ジョンソンが元です。

梅宮辰夫さんが演じている中華料理店のマスター下田大三郎は、実在したお好み焼き店の店主がモデルになっています。

このように、スクールウォーズは高校も部も登場人物にもモデルがあって、作品に上手く当てはめられている形です。

実際と乖離していたり、名前だけの借用も少なくないですが、物語の骨格は紛れもなくノンフィクションです。

改めて平尾誠二さんやその他の人物に目を向けて作品を見直せば、フィクションとは異なる説得力のある新しい見方ができるでしょう。

続編や映画も作られたほどの人気作品ですから、35年以上の歴史があるのも頷けますし、時代を超えて愛され続けているのも納得です。

日本においてややマイナーなスポーツですが、注目や盛り上がりを見せつつあるので、この作品にも再びスポットライトが当たるものと思われます。

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