歴史

オセアニアとは?その歴史と地域

オセアニアとは一般的に太平洋地域を指す言葉です。

現在、オセアニアの人口は3500万人を超えています。

オーストラリア大陸やニュージーランドを含むポリネシアとメラネシア、ミクロネシアを指します。

ポリネシアはオセアニア海洋部のひとつで、多くの島々という意味を持っています。

アメリカ合衆国領では、日本人に大人気のハワイが有名です。

ポリネシア人の祖先はモンゴロイド系の民族です。

歴史を振り返ると19世紀のポリネシアはハワイやタヒチ、トンガのような王国がある一方で、勢力が統一されていない地域も数多くあったことが知られています。

目次

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オセアニアのニュージーランド

ニュージーランドの場合は、19世紀前半からイギリス人の入植者が数多く流入し1840年にイギリスの植民地になります。

南島の土地のほとんどが入植者の土地になったためにマオリ人たちとの間で問題になり戦争が起こります。

戦争が終わった後もニュージーランドの白人人口は増加し、1907年9月26日にイギリスの自治領となっています。

タヒチはフランスの干渉を受け、1880年にフランス領ポリネシアの一部となります。

ハワイは1840年に憲法が定められて独立国家として承認されていましたが、経済的な実権を握っていたのはアメリカ人やイギリス人で1898年にはアメリカに併合されます。

第二次世界大戦後は、1959年8月21日にアメリカの50番目の州に昇格しています。

ミクロネシアの中のマリアナ諸島はアメリカの領土です。マリアナ諸島の最南端にあるグアム島は、アメリカの準州です。

他の島はアメリカの自治連邦区となっています。

ミクロネシアの島は、地質によって2種類に分かれています。6群島が火山島で、残りの小さな島はすべて隆起サンゴ礁の島です。

火山島は隆起サンゴ礁の島よりも大きく、高度も数百メートルのものが多いです。

最大の島はグアム島になります。

日本の小笠原諸島も、生理地理区の区分上においてはミクロネシアに含まれることがあります。

ミクロネシアは航海カヌーで有名です。

航海カヌーにより広範囲で交流を行っています。特にヤップ島は巨大な権力を持ち、カリロン諸島の島々からはヤップ島に貢物が届けられていたという歴史が残されています。

ミクロネシアには独自の精霊信仰があったものの、植民地化が進みキリスト教が普及します。

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オセアニアの植民

オセアニアにヨーロッパ人による植民が始まったには1788年からです。

1788年1月26日に、イギリスから最初の殖民船団がシドニー湾に到着します。

これ以降、オーストラリアには多くの移民が次々と送り込まれます。

最初はオーストラリア東側にある降雨量の多い地域だけでしたが、次第に内陸部の開発も進むようになります。

19世紀初頭になるとヨーロッパ人が多くなり、19世紀末にはすべての島が植民地となっています。

オーストラリアのゴールドラッシュ

オーストラリアでは1851年に金が発見されたことでゴールドラッシュが起こります。

ゴールドラッシュのおかげで、オーストラリアの人口は急激に増えます。

1901年になるとオーストラリア大陸にあった植民地が合わさりオーストラリア連邦が誕生します。

オーストラリア連邦はイギリス連邦加盟国で、英連邦王国のひとつです。

総面積は世界第6位で形式上は君主制ですが、実質的には共和政体です。

首都はシドニーとメルボルンが争っていましたが、妥協案が通りシドニーとメルボルンの中間に建設された新しい都市のキャンベラが首都となっています。

オーストラリアは日本との関係も深く、中国に次ぐ2番目の輸出相手として知られています。

毎年多くの観光客が日本から訪れていて留学生も多いです。ワーキングホリデー協定を締結したのも日本が初めてです。

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