歴史

北米とは?その歴史と地域

北米とは、北アメリカ大陸を中心とした地域を指します。

アメリカやカナダ、メキシコに加えて中央アメリカとカリブ海諸国を含みます。

地質や地形などにより内陸平地やアパラチア山系、海岸平野など5大地域に区分されます。

北米の先住民はネイティブアメリカンと呼ばれていて、多くの種族がいます。

歴史的にはコロンブスが発見して以来、ヨーロッパ人による植民が行われて2つの文化圏が生まれます。

イギリスやフランスによる植民で文化を受け継いだのがアメリカとカナダで、スペインなどラテン文化の影響を色濃く反映しているのが中央アメリカです。

アメリカとカナダは天然資源に恵まれ高度な工業が発達します。一方、中央アメリカは農業中心で発達が遅れたことでアメリカやカナダに比べると経済的な格差が大きいです。

目次

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北アメリカは地球の全陸地の約14%

北アメリカの面積は地球の全陸地の約14%にあたります。地形はシンプルで大陸の東西には山地があり、中央は平原が広がっています。

東の山地にはアパラチア山脈があり、西にはコルディエラ山系があります。

中央はメキシコ湾からハドソン湾にいたる低地になっていて、南半分がミシシッピ川の流域になります。

太平洋岸の北は暖流のアラスカ海流が北上して、南では寒流のカリフォルニア海流が南下しています。

太平洋側は北では寒流のラブラドル海流が南下して、南では暖流のガルフストリームが北上します。

北米は地形や風向き、海流の影響によって気候区の配置が東と西で非対照になっています。

非常に広大な陸地であるため、熱帯系以外のすべての気候区があります。

中央の低地は温帯系で土地が豊かなので農業が盛んです。

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コロンブスと北米の歴史

新大陸と呼ばれるアメリカが世界史に登場するのは1492年です。

スペインのイサベル1世のサポートを受けたコロンブスが中央アメリカに到達したことは、歴史の授業で習うので多くの人が知っています。

北アメリカはイギリスとフランスによって植民が行われ、イギリスはニューイングランド地方を中心に植民地を経営し、フランスはセントローレンス側からミシシッピ川に沿って勢力を拡大していきます。

もともと北アメリカにいたアメリカインディアンは、白人によって居住区を奪われて大幅に数を減らします。

ネイティブアメリカンと白人の間では多くの問題があったものの、現在では友好的な関係を築いています。

北アメリカに新天地を求めてやってきたヨーロッパの人々や農業奴隷として連れてこられたアフリカ人、近年になって急増したアジア人の流入により人種のるつぼとも呼ばれます。

イギリスからの独立

イギリスから1776年に独立したアメリカ合衆国は、イギリスやフランス、ロシアなどの国から領土を併合して1898年に今の領土を築きます。

一方、1867年にイギリスから自治権を得たカナダ自治領はその後主権国家になり1949年にカナダとなっています。

北アメリカの大国であるアメリカとカナダは、それぞれ若い国家であるものの豊かな自然と資源を持ち急速に発展しています。

地球上の6大陸の中では最も先進的な文化と技術を持っている大陸として知られます。

アジアやヨーロッパに比べると資源や土地にもまだ余裕があり、将来的にさらに人口が増えると予測されています。

カナダやアラスカなど山地が高い地域は共通する植物が多いものの、針葉樹は独自の種類があります。

北アメリカ東部は大西洋岸の湿潤な温帯地域でナラ類を中心とする夏緑林があります。

ミシガン湖からロッキー山脈までの地域はプレーリー主体で、北アメリカ西部はカリフォルニアを中心として地中海性気候となっています。

カリフォルニアの半乾燥地域は植物が豊富です。

カリフォルニアは気候が温暖で暮らしやすく生活にも便利なので、アメリカの中でも人気が高い場所です。

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