高知城歴史博物館は2017年に開館した山内家伝来の貴重な資料を中心に土佐藩や高知県ゆかりの歴史資料や美術工芸品の数々を展示している本格的な博物館です。
年間を通じて常設展示のほかに季節ごとにテーマをかえて企画展や催しを開催しており、また体験型展示や映像、メディア機器を使って大人も子供も楽しみながら学ぶことの出来る場所になっています。
最寄は高知城前駅から徒歩3分です。
外観は船をデザインしていて大きく石垣も使って立派であり、内部は高知産の材木がふんだんに使われていてよい匂いがすると評判で、1階と2階が喫茶店もある無料で開放されているゾーンとなり、3階が坂本龍馬の手紙なども展示されている有料の展示室です。
見どころはやはり坂本龍馬の手紙で、きちんと整理・展示されていますし、最近になって発見された暗殺5日前に書いたとされる手紙も展示されています。
しかし坂本龍馬の手紙に関しては期間限定ということもありますので、それが目的の場合には調べてから行くようにしましょう。
土佐藩山内家伝来の約6万7千点に及ぶ膨大な資料
もう一つの見どころとして、土佐藩山内家伝来の約6万7千点に及ぶ膨大な資料があります。
全国に多数あった大名家の資料や家宝などは散逸するケースも目立って多いですが、山内家が代々受け継いできた資料は質も量もともに全国有数レベルと言われています。
豪華絢爛な大名道具や国宝の古今和歌集、15代藩主山内容堂が将軍徳川慶喜に提出した大政奉還建白書の写しや長宗我部地検帳なども展示されています。
歴史好きにはきっと喜んでもらえるでしょう。
そして子供向けの体験教室では兜や陣羽織などを身に着けることが出来ますし、記念撮影も可能です。
外国人向けの日本文化講座も行っていますし、外国語のパンフレットは、英、中、韓、タイ語が用意されていますから外国の方の案内でも困ることはありません。
個人的に面白いなと思ったのが館内の解説です。
博物館の中の展示物はスマートフォンでWi-Fi接続すると高知弁の解説を聞くことができ、城好きで有名な落語家の昇太師匠の高知城おもしろ解説も聞くことが出来ます。
高知城歴史博物館の入場料
入場料は高知城天守と懐徳館との共通券がお得です。
常設展が730円、企画展示が890円になり、この共通券で高知城天守にも上がることが出来ます。
当日中であれば3階受付で半券を見せることで再入室も可能ですが、通常観覧は1時間から2時間を予定してれば充分楽しむことが出来るのではないでしょうか。
龍馬パスポートをお持ちでしたら青、赤パスポートは観覧料を2割引きしてくれます。ブロンズ、シルバー、ゴールドであれば観覧料2割引きに加えてオリジナル絵葉書がもらえます。
専用の駐車場はありませんので周辺の有料駐車場を利用する必要がありますが、車いすやベビーカー、シルバーカーと杖の貸し出しは無料で行っています。
授乳室は3階に用意してあり、おむつ交換は1階もしくは3階のトイレが利用できます!高知城歴史博物館公式ページ