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健康診断などで行われる検査ではさまざまな病気を患っていることが分かります。
中には、緊急に治療が必要なものもあるでしょう。
しかし、場合によっては特に治療の必要がないものが見つかることがあります。その中の一つが肝血管腫という病気です。
肝血管腫というのは肝臓に出来るとされている良性腫瘍です。
良性ということからも分かるように、特に体に影響が出てくることは少ないといわれています。
腫瘍の中でも血液がたくさん流れていることが特徴の一つです。
実は、この病気は意外と誰でも発生する可能性があります。だいたい成人の5%ほどが発症すると言われています。
要するに、20人に一人の割合です。誰でもなりやすい病気ではありますが、先程も申し上げたように体調が悪くなるということはありませんから基本的に放置されることが多いと言えます。
CT検査や超音波検査で見つかることが多いため、健康診断の結果の中で見たことがあるという人も多いでしょう。
症状自体はほとんどないと思ってもらって問題ありませんが、稀に重症化する恐れがあるので注意するようにしてください。
目次
肝血管腫からカサバッハ・メリット症候群
その例として、カサバッハ・メリット症候群が挙げられます。
肝血管腫には血液がたくさん通っていますから、血小板という出血を止めるための成分がここで消費されてしまうことがあります。
そうすると、他のところに血小板が行き渡らなくなってしまって、怪我をしてもぜんぜん血が止まらないと言う症状が現れます。
こうなってしまうと、切除せざるを得ません。また、この腫瘍が原因で腹痛や貧血、腹部の圧迫感を感じることがあります。
特に、日常生活に影響がなければ問題ありませんが、仕事などに支障が出る場合は手術をして取り除く必要性があるでしょう。
また、あまりにも腫瘍が巨大な場合や悪性腫瘍なのか良性腫瘍なのか区別出来ないときにも、手術が検討されることもあります。
肝血管腫の手術は腹腔鏡下手術。
手術には二種類の方法があります。一番良く使われる手法が腹腔鏡下手術です。
お腹に小さな穴を開けてそこから器具を通して患部を切除していきます。傷口が小さく済みますから治りが早いのが大きなメリットといえるでしょう。
もしも、腫瘍があまりにも大きすぎて腹腔鏡では取れない場合は開腹手術が行われることもあります。
お腹を大きく切り開くことになるため、前者と比べると治療期間が長くなるというデメリットがあります。
どちらの場合も再発はしないので、一度取り除いてしまえばまた苦しめられるということはありません。
がんとは違って重症化しにくいのが肝血管腫の一つの特徴といえるでしょう。
検査の際には肝臓がんと勘違いされやすい傾向があります。もしも、白い影が肝臓に見えたとしてもがんではない可能性があるのでうろたえないようにしてください。
このように、病気といっても日常生活に影響を及ぼさないものもあります。
そういったものは基本的に治療せずに放って置くものですから、あまり神経質にならないようにしましょう。
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