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天草エアラインってどうなの?

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航空会社と聞くと何百名も乗れるジャンボジェットを運用しているイメージが強いのではないでしょうか。

しかし、九州には、航空機をたった1機だけ運用している地域航空会社が存在します。それが、熊本県で天草空港を拠点に運航している第三セクターの航空会社「天草エアライン」です。

ただ一つの機体である「みぞか号」のデザインは、親子イルカをデザインしたもの。

「みぞか」は天草弁で「可愛い」を意味しますが、ブルーを基調にした明るいデザインの機体は非常に可愛らしい雰囲気で、利用者から愛されています。

天草エアラインの歴史は、交通アクセスが非常に不便だった天草地域におけるライフラインとして、2000年の3月に就航しました。

もともと天草は島であり、不便な土地柄を解消する目的で設立されたエアラインです。

天草飛行場が開港すると同時にスタートした同社は、現在では福岡と天草間が1日に3往復、熊本と天草間が1日に1往復、熊本と大阪・伊丹間が1日1往復の3路線が運航されています。

そもそも地方の自治体と民間企業が共同出資し、第3セクター方式で運航を始めた小さな会社でしたが、今では天草における地域活性になくてはならない存在になっています。

熊本県と天草西町とで8割程度の出資比率で、残りを出資したのが天草の民間企業。

天草には数多くの医療施設がありますが、医者が不足していて、天草以外の場所から訪れる際に飛行機で通勤に利用されるケースもあるため基本的には毎日運航されています。

地域の人々にとってはライフラインとなる移動手段であることはもちろん、親子イルカをイメージした可愛い機体に乗るために利用する観光客も少なくありません。

しかし、新規就航してからしばらくの間は天草エアラインは平均搭乗率が8割を超える勢いでしたが、その勢いのまま順風満帆に進んできた訳ではありません。

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赤字の天草エアラインが黒字転換


2003年以降になると搭乗率が6割を割ってしまい、さらに赤字の拡大もあって2007年には熊本県の監査でも「債務超過寸前」と評価されてしまいます。

2009年からは県から整備費補助を受けることになり、債務超過は何とか免れましたが、この危機を打開する鍵になったのは、同時期に社長へと就任した奥島透氏でした。

JALで整備部門の経歴を持つ新社長は、すぐさま改革に乗り出します。就任早々から社長室の壁を取り払い、さらに飛行機に乗り込んで座席のヘッドカバーを社長自ら直したり、機内の清掃を手伝うなど、社長が率先して動くことによって社員からも信頼を勝ち得ることとなります。

余裕がある時に他の業務を手伝うこのような「マルチタスク」は社員の間にも浸透し、社長も現場にある課題を共有しながら改革を進めた結果、2009年には単年度黒字への転換に成功。

その後、2011年の9月にはSNSの利用を開始し、多額の予算がなくても情報発信を行える体制を確立。

2013年には、毎月一度社員が全員で始発の前に機体洗浄を行うようになり、洗浄の様子やイベント情報などがSNSで発信されています。

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天草エアラインとSNS

こうした各種SNSの活用は、天草エアラインのファン獲得に繋がり、ファンとなった乗客自身が個人のSNS上に投稿することでさらにファンが増えるという好循環が続いています。

なお、天草エアラインでは、就航当初から続いていた電話による予約が2010年に変更されました。

料金の支払い方法についても従来はクレジットカード番号を口頭で社員に伝えるか、空港のカウンターで現金決済する方法が大半でしたが、新予約システムからインターネットでの予約が可能に。

クレジットカード決済も可能になり、現在は携帯電話向けのモバイルサイトからでも予約が出来ます。天草エアライン公式サイト

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