アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨のことを意味します。
ビットコインは、世界的にも有名な仮想通貨であり、暗号技術を利用して開発された世界で初めての暗号通貨です。
そのため、この通貨を中心として暗号通貨の取引は進められていきます。
後発的に、暗号技術を利用して開発された暗号通貨は数多く存在します。
その数は既に数百から数千という数になっているとも考えられており、全ての暗号通貨の時価総額はビットコインのそれを上回るとも考えられています。
こうした、数多くの後発的な暗号通貨を便宜上分けるために、ビットコインと比較してアルトコインと呼んでいるわけです。
アルトコインの入手方法
日本国内でアルトコインを入手するためにはマイニングを行うか取引所で取引を行うかの2つしかありません。
マイニングというのは、暗号通貨における取引の記録行為のことを意味します。
暗号通貨では、高度なセキュリティを確保するためにブロックチェーンという技術を利用していることが一般的です。
ブロックチェーンは、ユーザーのコンピュータの計算処理能力を利用して取引の記録を行っていくシステムのことです。
このシステムをユーザーがダウンロードしておくと、全ユーザーの取引の記録を管理できるようになり、その記録作業に参加できるようになります。
単純にユーザーが参加するだけではメリットはありませんが、こうした記録行為に参加するとブロックチェーン側からその報酬として仮想通貨を発行してくれるようになるのです。
そのためマイニングは採掘という言葉で表現されており、ブロックチェーンへの記録行為は仮想通貨を入手するために欠かせない厚意であると考えられています。
ただ、肝心のマイニングに関しては非常に高度なコンピュータのスペックが要求される通貨もあります。
確かにアルトコインの中には、個人のユーザーのデスクトップパソコン程度のスペックでマイニングができるものもあります。
しかし、ビットコインのようなメジャーな通貨に関しては個人のスペックではマイニングが現実的に難しいので、別の手段で通貨を手に入れなくてはいけません。そのために重要になるのが、取引所と呼ばれるものです。
法定通貨(円)とビットコインとアルトコイン
取引所では、法定通貨(円)とビットコインとアルトコインの三つの相場を比較しながら取引を行うことになります。
ただ、アルトコインに関しては時価総額が低いなどあまりにもマイナーな通貨に関しては取り扱っていないことがあるので注意をしなくてはいけません。
日本国内の仮想通貨の市場は2017年が元年であるため、海外の市場よりかは若干遅れている状況ではあります。
そのため、欲しい通貨が存在しない場合には海外の取引所を利用することも考えなくてはいけません。
仮想通貨を管理するためのウォレットに関しては、オンライン上だけで管理するものではなくオフラインでも管理できます。
セキュリティに不安がある人はウォレットの選択にも気をつけておきましょう。